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接点~ジャガーとマリーと、メリーさん
「THE YELLOW MONKEY」と言うバンドを御存知でしょうか。
既に2004年に解散したバンドですが、活動後半「SPARK」辺りから聴きだした
バンドです。デビュー当時はグラム色が強く、また、Vo.LOVINこと吉井和哉の
女装等ですっかり「色モノ」扱いされていた様ですが、
私はこのエロエロドロドロギラギラしていた頃のイエモンの世界が好きでした。
(何故「世界」かと言うと、単にメンバーのお顔が好みではなかっただけです(笑))
コアなファンの中では3rdの「jaguar hard pain」が傑作とされていますが
私はこの伏線である2ndの「EXPERIENCE MOVIE/未公開のエクスペリエンス
ムービー」の方が好きでした。
『ジャガーとは1944年、異国の戦地で戦死した若者の名前です。
  …このお話はジャガーが死ぬ瞬間に祖国に残してきた、恋人”マリー”の魂を
 見てしまった為に 肉体が滅んだ事にも気付かず、魂だけが時を超え
 50年後の現在へタイムスリップしてしまい、時代のズレを感じながら
 恋人マリーを捜すと言うストーリーで、永遠に死なない人間の魂がテーマです。
 …あなたの魂に永遠に刻まれる事を祈って。』  3rdブックレットより
2ndにマリーが登場し、3rdではジャガーの世界が繰り広げられます。
当時は単純に「別れ別れになった恋人の話」として、でもそこまで深い設定か?
吉井和哉よ、お前はその程度のものか?と思って聴いていました。
でも何となく、それでも確信的に、
マリーは実は男性で男娼なんだろうと思っていました。

最近の出会いの中で「ヨコハマメリーさん→黄金町→濱マイク→映画館」と言う
図式が私の中で突然繋がり、改めて「EXPERIENCE MOVIE」を
何度も聴き直しています。当時のレビューを調べても、楽曲的なアプローチは
多いのですが、歌詞の内容まで踏み込んだレビューは(トップ記事には)無く、
最後の「シルクスカーフに帽子のマダム」だけが=マリーの様に
捉えられてる感じがしました。コンセプトアルバムと言っても
全てがマリーの世界で構成されている訳では勿論無いのですが(売りを狙った
曲も入ってる)それでも言葉の端々に「それ」を感じさせるものが
散りばめられている様な気がします。
私は作者本人のアルバムレビューや制作背景を知るのが嫌いで(先入観が入る)
音楽雑誌やアーティストの自叙伝などは極力買わずにひたすら自分の
イマジネーションだけで聴きます。故に私の中でやっと繋がった事柄が
「そんなのデフォでしょ。」と言われる可能性も大いにあるのですが(笑)。
また、性格上、歌詞を深く追求するのが好きです(笑)。
大昔にはこんな事もやりました
例によって長くなりそうなので、興味を持たれた方は
私の妄想の世界に(笑)お付き合い下さい。
1.MORALITY SLAVE
~マリーの世界へようこそ。

「あたしは瞳で体を売るのさ 下手な小細工をするのはおよしよ 
 イヤリング ブレスレット アンクレット 魂のサングラス全部外すのよ 
 MORALITY SLAVE …」

2.DRASTIC HOLIDAY
~ジャガーとマリーの出会い。
 この曲は2人の掛け合いで構成されていると思って聴くと頷ける。

「腰に手を当て DRASTIC HOLIDAY 悪夢の様な恋をしましょう
 貴方の燃える舌で
 HURRY UP! 君の名前は?

 胸に手を当て DRASTIC HOLIDAY あなたとならば 恋をしましょう
 唇が死を招く
 HURRY UP! 君の名前は?」

6.DONNA
~無理やりそう思えばそうにも聴こえる歌(笑)。

8.4000粒の恋の歌
~マリー=メリーさんだと確信した歌。

靴下を折りまげ 下着を付ける
 枕を直して お化粧してさよなら 
←恐らく娼婦だろう、と
 胸元までつたう 黒い黒い涙 ←メリーさんは漆黒で
                          太いアイラインを入れていたそうです
 歯型の痛みは ざらついた砂の空

 肉・髪・声・キス・口紅が胃にもたれて
 薬指を喉の奥まで…
 エメラルドの指輪が邪魔して
 時もなにもかも 戻せない
 …
 チワワを連れて 散歩をしましょう
 落ち葉の坂道を キツめのハイヒールで ←ハイヒールがキツいことで
                               男性だと
 ハンケチがないから 美貌もないから
 私の笑顔は 悪意に満ちあふれて
 裏切りのポエムを何度も呟いて ←メリーさんが恋したアメリカ将校は
                           戦争に行ったきり戻りませんでした
 並木道の樹を数えだす
 人騒がせな 涙が邪魔して
 ろくに数も数えられない

 CRY 情熱のタンゴを CRY モダンなドレスで
 CRY 大好きな CRY 貴方のために

 今夜一人で月の砂漠に 夢を納めに歩きましょう
 安物シネマのこの街に 信じる物など何も無く… ←黄金町には日劇があった
 4000粒の恋物語 ロマンスのかけらも無くしたなんて
 言うほど気にしてないさ 気にしてないさ…

 I LOVE YOU…」

10.フリージアの少年
~少年の頃のマリーのお話。
 イエモンの中でベスト3に入る私の大好きな曲。
 昔、某音楽雑誌の記者が「イエモン史上で最も弱い少年の唄」って言ってたけど
 この記者、何にも分かって無いわ、と思ったものでした。
 この曲だけ単独で聴くとそう思えるんだろうな。

「覚えたての指癖で 奏でるは
 針を飲まされた男の 悲しい歌
 か細い指で 慰めのINSIDE BLUES
 すてきな 青い果実…

 もしも貴方に 今夜僕が釘づけで
 百年の恋が 生まれるかもね
 まつ毛も濡れる 夢見て眠れ
 おやすみなさい さようなら

 17才で 犯された僕のメロディー
 貴方も今夜 フリージアの花束と
 魔法の夜を おこすベッドで
 おやすみなさい さようなら…」

11SUCK OF LIFE
~「失恋したオカマの歌」ってことですが
 傷心のマリーを口説いてる男の歌にも聴こえる(笑)。

12.PUFF PUFF
~ファルセットで歌われる短い曲。
 曲と曲との繋ぎの「捨て歌」とされる意見もあったけど
 私は晩年のマリーの若い子(娼婦)達への子守唄だと思う。
 遊び的な捨て歌と取るか、マリーの唄と取るかで全く感じ方が違う。

「恋はひかえめに JUST A LITTLE GIRL
 泣くのはおよしよ JUST A LITTLE GIRL
 死ぬのはおよしよ JUST A LITTLE GIRL…

 夕日が落ちる 夕日が落ちる…」

13.シルクスカーフに帽子のマダム
~ブックレットにはシルクスカーフに帽子を被ったマリーこと
 吉井和哉がたたずんでいます。
 横浜のメリーさんは白塗りに真っ白のドレスを着ていたそうですが、
 横浜以外にも「メリー(マリー・マリア等とも呼ばれていた)さん」がいたそうです。
 彼女達の衣裳は黄色であったり真っ赤であったり…
 彼の中に漆黒の衣裳を着たメリーさんが居たとしても
 なんら不思議は無い気がします。

「ジャガーはライフルであの世行き だから今夜から から回りさ
 きれいな指のあんたに抱かれたいのさ
 すぐに忘れるよ あとくされないよ
 シルクスカーフに帽子のマダム このままそばに
 シルクスカーフに帽子のマダム Good bye…

 ほんとはいいとこのお嬢さん育ちでさ 肌なんかもっともっときれいでさ
 太腿にあるだろう 大きなキズあとが
 こいつが全部いけないんだよね
 シルクスカーフに帽子のマダム このままそばに
 シルクスカーフに帽子のマダム Good bye…

 紫色の大きな空は
 夕暮れに鐘の音を
 あたしは今夜 フランス行きの船で
 好きなリンゴをかじりながら
 (ごめん さよなら…ごめん さよなら…ごめん さよなら…)」←歌詞には無い

メリーさんは故郷の老人ホームに戻り最期の時を過ごされたそうですが、
吉井マリーはフランスへ旅立ちます。
恐らくジャガーが向かった地だと思いたいところですが…、
恋した将校に再び会う事が叶わなかったメリーさんの想いを託した
彼なりの鎮魂歌なのかもしれません。
吉井メリーの衣裳が黒づくめだった事も何かの意味が有るのだと思います。
興味をもたれた方は動画なんかで曲付きで聴いてみて下さい。
部屋の明りを消して。

黄金町の持つあのノスタルジックな独特の空気と
(私は永瀬正敏主演の映画「濱マイク」シリーズで知りました)
戦後日本を生きた娼婦・メリーさんと呼ばれた一人の女性の一途な恋心が、
Rock界きってのおセンチ男・吉井和哉の琴線に触れたのでしょう。
「未公開の~」と副題を付けた理由にも彼の意図が込められていると思います。
こう解釈すると、このアルバムに当時「オカマの唄」と呼ばれた唄が、
しかも何曲も入っている理由になります。
やっぱり彼はただのおセンチヤローではない、
「大いなる優しき」おセンチヤローだったんだなぁ…と。

勿論私の勝手な妄想による勝手な解釈ですが、
ますますこのアルバムが大切なものになりました。
先日からの「出会い」がなければこんな気持ちで聴き直す事も
そこに込められた彼の言葉を発見する事も無かったでしょう。
生きてる事に、出会いに、感謝、感謝。
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[2014/04/26 02:03 ] | I Love Rock | コメント(0) | トラックバック(0)
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